■ Search

■ Category
■ Latest Entry
■ Recent Comment
■ Archive
ロレンツォ・ロット〜ルクレツィアに扮した貴婦人〜
今回ご紹介する絵画とジュエリーは、古代ローマの話に登場するルクレツィアに扮した女性の肖像画です。
『ルクレツィアに扮した貴婦人』(ロンドン−国立絵画館)1533年頃

ロレンツォ・ロット『ルクレツィアに扮した貴婦人』
貴婦人が手にもつ一枚のデッサンに描かれているのは、ある貴族の貞淑な妻ルクレツィアが王の息子に陵辱され、短剣を胸に刺し自ら命を絶つ場面。
この絵の意味するところは”妻の貞節”。
ロレンツォ・ロット『ルクレツィアに扮した貴婦人』
テーブルに置かれた紙には「不道徳なルクレツィアはだれであれ一人として理想的な生活を送ることはない」と書かれています。
ちょっと傲慢な表情と大胆で豪奢な衣装は、現代の我々にはあまり貞淑を感じさせないようにも思いますが、あくまで肖像画として彼女の本質を描いたのでしょう。

この作品を描いたのは、ヴェネツィア生まれのロレンツォ・ロット<Lorenzo Lotto>
彼の芸術家へと成長していく過程はあまりよくわかっていませんが、彼が画家として頭角を現したのは、ジョルジョーネやティツィアーノが活躍し始めた頃より少し前。
イタリア各地を転々とした彼ですが、主にヴェネツィア近郊のトレヴィーゾや12年間を過ごしたベルガモで作品を制作しました。
この絵の貴婦人の衣装によって当時の流行がとてもよくわかります。大きく袖をふくらませた衣装、ターバン風の帽子。そして袖の所々に切れ込みがあるのも当時の流行の一つ。
そして胸元に挟み込むようにかけられたこちらの豪華なジュエリーが秀逸を極めています。
ロ
このペンダントのルビーは慈愛を表し、この女性が結婚していることを意味しています。そして真珠は純潔を強調しています。注目はルビーの上にほどこされた2人のPuttini(子供の像)。これはこの女性が2人の男の子の母親であることを示しているとも言われています。
何重にも重ねられた鎖とペンダントのボリューム感がぴったり。
中央にスクエアカットのルビーを、そしてさらに十字に宝石を配しています。なによりPuttiniの彫金とのバランスが素晴らしく、豪華さと共に愛らしさを感じさせる見事なデザインです。
| Ayumi | 絵画の中のジュエリー | comments(4) | - |
Comment
2007/11/19 9:13 PM posted by: YUKIKO
こんにちは!
ちょっとご無沙汰してしまいました。
変わらずいつも勉強になる「絵画とジュエリー」、これを読んで、ふと思いつきました。
来年、私はブログを本にしようと思っているのですが(日本の家族に贈るためですが、最近自費でできるタイプです)、
「絵画とジュエリー」の記事だけでも本になったら、いいのになーと。
私はアナログタイプなので、じっくり読みたいものは、PCの画面上だとダメなんですよね。時々印刷しちゃったりしますから。
Ayumiさんがご紹介している「絵画とジュエリー」はそんな価値がある記事だと思います♪

来月は私もまだ行ったことがないウンブリアの旅を、一人旅、しかも3週間も行かれるんですね。
トリノでお会いできないのが残念ですが、旅の感想や買い付けされる商品を楽しみにしています。


2007/11/20 12:16 AM posted by: Ayumi
YUKIKOさん、こんにちは!
こちらこそご無沙汰しております。でもブログはいつも拝見していますよ〜
『トリノ便り』本にされるのですね、素敵!!
これから装丁など決められるのでしょうか、出来上がりが楽しみですね。
私も好きなサイトやブログは、いつも印刷して何度も読む派。
YUKIKOさんのトリノ便りも印刷して一気に読みましたよ。
本になったら是非教えて下さいね。

そしてうれしいお言葉ありがとうございます。
ブログを始めて約半年が経ちました。
はじめたばかりの頃も、YUKIKOさんから応援して頂いてとても励みになりました。
今でも楽しんで書いています。本当にいつか記念に本にできたらいいですね〜
またそれを励みに頑張ろうかな♪

今回は残念ながら、トリノまで行けないのですが、
次回はトリノやジェノヴァを訪れたいと思っているので、是非またお会いしましょうね!
2007/11/20 9:37 PM posted by: チカコ
芸術に疎い私も「絵画の中のジュエリー」は
しっかり読ませていただいたます(^^)
ジュエリーだけでなく、人物の表情やしぐさ、
例えば何気なく置かれている物一つにさえ
意味が込められていることを知りました。
本当に勉強になります(^^)

私もいいものはいつでもすぐに見れるようにしておきたいし、
まさにアナログ人間なので書面化されてる方が嬉しいです。
ということで、私も書籍化大賛成☆☆
応援したいです〜\(~o~)/
2007/11/21 12:25 AM posted by: Ayumi
チカコさん、ありがとう!
そう言ってもらえると本当にうれしいわ〜
私もブログを書くことで色々知る事が多くて勉強にもなるし、とっても楽しい♪
マイペースな更新だけど、出来るだけ長く続けれるように、
皆さんに楽しんでもらえるように書いていけたらなと思ってます。

また今回のイタリア旅行でも素敵な絵画の中のジュエリー見つけてくるので、期待しててください!
あ、あと美味しいチョコレートも探してくるね〜
name:
email:
url:
comments:
■ Calendar
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28      
<< February 2010 >>
■ Profile
いくつになっても輝ける女性を目指して、日々奮闘中。
ショップでは、イタリアの品々に囲まれて、皆様のご来店お待ちしております♪


イタリアンセレクトショップ
BELLADONNA



黒猫のイタリア旅日記


■ Links