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映画【カラヴァッジョ】
休日の今日、映画【CARAVAGGIO〜カラヴァッジョ】を観てきました。
平日のお昼間とあって、小さな映画館でゆったりと観賞することができました。

映画【カラヴァッジョ】
ストーリーについて詳細は書きませんが、あくまで史実に基づいて作成された映画ですので、予想外の展開や驚きの結末はありません。でもあの絵やあの作品が続々と登場し、それはもうカラヴァッジョファンにはたまらないと思います。さすが、ヴィットリオ・ストラーノ。カラヴァッジョの作品に表れる光と影のコントラストを見事に表現していました。彼の『ラスト・エンペラー』は繰り返し観るほど好きな映画です。

私自身はカラヴァッジョファンではありませんが、あの絵はこんなシチュエーションで描かれたのか、ととても興味深く、何より美男美女のオンパレードで、よくぞそれぞれの絵のモデルに似た俳優さんを探したものだと感心することしきり。何より、初期のあの【果物籠を抱く少年】等のモデルであるマリオ、めっぽう好みです。この時代の髭を蓄えた男性人の中で(髭が苦手です)、まだ少年らしさを残した彼。これまで、カラヴァッジョの少年像が苦手でしたが、ちょっと印象が変わりました。特に【とかげに噛まれた少年】のシーンが良かったなぁ。

美しい女性陣の中では、やはりコロンナ侯爵夫人の存在が一番大きいでしょうか。彼女が身につけたジュエリー、とても落ち着きと品があって見事でした。カラヴァッジョが親愛の情を抱いた年上の女性。私の好きな『夏の嵐』のアリダ・ヴァッリにも少し似ていて、熟女の魅力溢れる美しい人でした。刻まれた皺も美しい年上の女性。う〜ん、こんな女性になりたい!

それにしても、つくづくカラヴァッジョは貴重な庇護者に恵まれていたんだなぁと。それを思うと彼に言いたい、「こんなけ周りが心配してんねんから、もちょっと自重しいやぁ」と。
激情型の性格が作品に幸いしたのか、人生には災いとなったのか。いずれにしても、世界中の人を魅了するものを残した彼はすごいです。


カラヴァッジョとコスタンツァ・コロンナ侯爵夫人について、ルネサンスのセレブたちのcucciolaさんが大変興味深い記事でご紹介されています。
【カラヴァッジョを庇護し続けたコロンナ家の女】


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| Ayumi | イタリア美術 | comments(7) | - |
Comment
2010/03/05 12:26 PM posted by: BB
わぁ〜〜。絶対に見たい映画ですね〜♪
私もカラヴァッジョは、正直あまり好きではないのですが、どう言う人生を過ごして、どんな状況で絵を描いていたのか?は興味があります。
Ayumi様は「お髭」が苦手?? 
BBはお髭のある男性はチュッキ!(ま、似合っていない人もいるけれどね)我が家の植木屋さんもお髭があるので、お願い致しました。(まさかね!)


これがモザイクなのですか@P@! ビックリします。
下絵がシッカリしているから、こんな細かい所までモザイクをはめ込む事が出来るのでしょうね。

お疲れですね〜。 でも、日本の電車の中、眠る事が出来るから、まだまだ、日本は幸せな国ですよね。
2010/03/05 5:32 PM posted by: akira
私も、昨日「ハプスブルク展」、そして先日「カラヴァッジョ」を観ました。
2007年の作品ながら、没後400年の今年まで公開が持ち越され、
待ち遠しい一作でした。
タイトルバックに登場する冒頭の絵だけでもカラヴァッジョの力量に圧
されました。内容は私も詳細を控えますが(一つだけ)史実に基づき
殺人のエピソードがクライマックスであることだけは予測がつきました。
ヴィットリオ・ストラーノの映像は当時の空気感も表現していましたね。
モデルであるマリオ、コロンナ侯爵夫人もよかったですね。
私も皺の美しい熟女の魅力に心ときめきましたよ。
あまりにも激情的で天才的で、絶対近づいたり、お友達にもなりた
ない狂気にも似た天性の個性をカラヴァッジョに感じます。
私も個人的な好みはともかく、死罪の罪をも超えてしまうほど、誰もが
納得せざるを得ない絵の技量はお見事というしかありません。
そんなカラヴァッジョさま。あなたは強烈すぎます。きっと人の愛し方も
強烈だったのでしょうね。私もツメのアカでも煎じてのみたいデス(*^^*)
(いま気がつきましたが私もという言葉を5回も使っている私も狂気?
これを入れると7回の狂喜♪)
2010/03/05 9:00 PM posted by: cucciola
Ayumiさま、

こんにちは。
私はまだこの映画見てなくて、ちょっとうらやましいです。
私も先日調べていてびっくりしたんですが、絵の才能はともかく私生活があんなに乱れていたカラヴァッジョを、コスタンツァ・コロンナとその周辺は徹底して庇護してるんですよね。やはり人間としての魅力もあったと考えるのが妥当みたいです。
わたしもAyumiさんと同様、最初はカラヴァッジョの絵、まったく好きになれなかったのですが、周辺の熱烈ファンに感化されて最近は気になって仕方がない存在です。
ちょうどタイミングも良かったので、僭越ながらトラックバックさせていただきます。
2010/03/05 11:42 PM posted by: Ayumi
BBさま、こんばんは〜♪

腰の具合はいかがですか?随分よくなっておられると良いですが。
カラヴァッジョ、やはりこれだけ話題になると注目してしまいますよね。絵の製作風景はこの映画の見所の一つでもあると思いました。当然ながら電気のない時代、あのキアロスクーロの技法が生まれたのはとても自然で、それにまず気づいたカラヴァッジョはやはり偉大ですね。
そうそう、私は髭の男性が苦手なんです@@でもこの映画の登場人物はさすが皆似合ってますね、かっこいいです。

電車で居眠り、確かにイタリアではほとんどしないですね。
でもこれがまた心地いいんです。そしてちゃんと降りる駅で目が覚めるのがスゴイ!なんて、変な自慢ですね。


akiraさん、こんばんは〜♪

「ハプスブルク展」にも行かれたようで、私もなんだか嬉しいです。
映画『カラヴァッジョ』は、通のakiraさんも楽しまれたようで、作品としてはなかなか良いものだったでしょうか?あの時代のローマの風景や風俗も楽しめましたし、登場人物も魅力的でしたね。そうそう、映画館に足を運んだのも数年ぶりでとても楽しかったです。

本当に、カラヴァッジョは身近にいてほしくないタイプです。私も結構激情型なので、あの感情をコントロールできないところがよく分かり、痛々しく感じました。近くにいたらやっぱり惹かれてしまうかもしれません。


cucciolaさん、こんばんは〜♪

いつもありがとうございます。
でもこんな即席のおばかな感想でお恥ずかしい...もっとちゃんと書けばよかった!私も是非リンクさせて頂きますね。

この映画では、コスタンツァ・コロンナとローマでの庇護者にあのデル・モンテ枢機卿が登場します。カラヴァッジョにとって、彼の存在はかなり大きいですからねぇ。おまけにシピオーネ・ボルゲーゼ!彼の役も結構そっくりさんで面白いですよ。この辺りはcucciolaさんのテリトリーだと思うので、是非映画を楽しんで下さいませ!

今ますますカラヴァッジョが話題ですね。さすがローマにはたくさんの熱烈ファンがいらっしゃることでしょうね。展覧会も盛り上がっているでしょうか。私もカラヴァッジョの絵、なんだかんだいってかなり観ているのですが、一番好きなのは『果物籠』かもしれません。
2010/03/07 4:09 PM posted by: forchetta
こんにちは、Ayumiさん。
私も先日、映画「カラヴァッジョ」観に行きました。
スクリーンの中の光と影は、カラヴァッジョの絵そのもの。
作品とその背景も、そうだったのか、と教えられているようでした。
この映画をとても楽しみにしていた理由がもうひとつ。
それは、主人公のカラヴァッジョ役が「輝ける青春」の
繊細な心を持つ弟マッテオを演じたアレッシオ・ボーニだということでした。
二つの映画は時代も演じるタイプもまるで違うのはわかっているのですが、同じ人だとは思えないほど、彼の役作りにかける情熱を感じました。
家にあるDVDの「輝ける青春」もう一度観てみよう〜。




2010/03/08 12:11 AM posted by: shinkai
こんにちは!  カラヴァッジョ展が始まり、いろいろTVニュースにも出るし、本屋さんには豪華版のカラヴァッジョの画集が並び ・・・ が、彼の作品については死んだふりを決め込みまして、・・・ あはは、
でも彼の人生には興味があるので映画は見たいです! 面白かったでしょう?!
ええ、ああいう男の生きざまが、どんなふうに描かれているのか、ちょっと見たいです! 
それはもう順調に成功を収めた男よりは、面白いでしょうと思いますもの、ね。

先日チーマ・ダ・コネリアーノ展を見て来ました。 かなり作品が集まっていましたし、人出もジョルジョーネ展程ではないにしろ、まあまあ。
次回に見て頂こうと思うので様子は控えますが、コネリアーノ市は余り文化的人材に恵まれていないのと、文化にお金をかけないBKな町だと言う事を再確認いたしました、と悪口を! ははは。
2010/03/09 12:02 AM posted by: Ayumi
forchettaさん、こんばんは♪

わっ!forchettaさんも【カラヴァッジョ】を?ニアミスですね♪
映画を観ることで、彼の作品を身近に感じることができ、次回彼の作品を観るときは、少し印象が違うかも?と思いますね。
私は「輝ける青春」をまだ観ていないのです、残念!アレッシオ・ボーニのカラヴァッジョはイメージ通りでしたが、彼が演じる他表情も是非観てみたいです。


shinkaiさん、こんばんは♪

これほどまでに騒がれるカラヴァッジョ。若干何故?という気もしますが、やはり絵画は文句なく素晴らしいですね。それに気づいたロベルト・ロンギもまた素晴らしいです。

偉大な芸術家でも、終生穏やかに過ごした人もいますから、芸術家が皆エキセントリックであったり、破滅的であるわけではないと思いますが、カラヴァッジョの生き方はいかにも我々が想像する芸術家のそれで、映画もその通りでした。何より彼を取り巻く人々の表現が面白かったので、とても楽しめました。

チーマ・ダ・コネリアーノ展のご紹介、楽しみにお待ちしております♪折角の町の名を冠した芸術家、もっと宣伝してもよさそうですが、もったいないですね。
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