『GAROFALO』フェッラーラ・エステ家の宮廷画家ガロファロ
2008.06.03 Tuesday 23:59
今回5月の訪伊で訪れた2つ目の美術展、『GAROFALO』(ガロファロ)展のご紹介。
フェッラーラの町の中心にあるエステ家の居城エステンセ城で開催されています。
『GAROFALO』Pittore della Ferrara Estense
期間 5 aprile 2008 〜 6 luglio 2008

イタリアのエミリア・ロマーニャ州にあるフェッラーラ。
町の守護聖人、聖ゲオルギウスの像や絵がいたるところで見られます。
実はこのフェラーラの町、ロシア・エルミタージュ美術館のイタリアにおける支部、別館に選ばれ、この展覧会もそのイベントの一環として開催されています。
(最終的にマントヴァとフェッラーラが残り、結局フェッラーラが選ばれたそうです)
そんな事もあってフェッラーラにはこれから何度か足を運ぶことになりそうな...
それでは美術展の作品をいくつかご紹介。
GAROFALO(本名 Benvenuto Tisi)はルネッサンス後期にフェッラーラで生まれた画家です。今わたしがはまっている、初期のコズメ・トゥーラやフランチェスコ・デル・コッサらのかなりアクの強い作風と比べると随分親しみやすいのではないかと思いますが、それでもやはりフェッラーラ派の独特な雰囲気は残っています。
彼の特徴はなんといってもその鮮やかな色彩。
『Allegoria di Ercole d’Este e di Ferrara』
Vienna, Liechtenstein Museum

濃厚なタッチ、鮮やかな色彩、人物の肉感などミケランジェロやラファエッロ後期の作品を思い起こさせます。ローマ時代にラファエッロの元で仕事をしたといいますから当然でしょうか。
『Santa Lucia』Roma, Pinacoteca Capitolina

こちらは工房作のようですが、彼の絵の特徴を捉えるのにいい作品だと思いました。
彼の絵の赤、緑、黄色。この三色の印象的なこと!
特に赤はフェッラーラ派の絵画を観ると、かなり強烈な印象を残します。
赤はフェッラーラカラーなのかしら??
そしてもう一つ...

彼の絵に描かれた背景もかなり特徴的。遠くの山が青色で表現されているのが、とても印象に残りました。この辺りはヴェネツィア派の影響を受けているのでしょうか。
『Alleogoria del Vecchio e Nuovo Testamento』
San Pietroburgo, Museo Statale Ermitage

エルミタージュ美術館からの出展。
題材として一番興味深かったのはこちらの旧約聖書と新約聖書の寓意画。
左は天国への道が開かれた人々、右は目隠しをされ天国への道を閉ざされた人々。
かなり露骨ですが、当時の宗教観を一目で知ることができる直接的な絵。
そしてこちらもエルミタージュからの作品。ポスターなどにも使われているメイン作品です。
『Nozze di Cana』San Pietroburgo, Museo Statale Ermitage

カナの婚礼を描いたこの作品、登場人物はおそらくエステ家の人々。
エステ家の栄華、そして当時の最新モード、風俗などを伺い知ることのできる、観ていて楽しい作品です。
他にも同時代のDosso Dossiらの絵もあり、中々充実のモストラでした。
また今回初めて城内を見ることができたのも、うれしいこと♪
途中、バルコニーに出てレモンの木に囲まれながら感じた風の心地よさを、
今も覚えています。
フェッラーラの町の中心にあるエステ家の居城エステンセ城で開催されています。
『GAROFALO』Pittore della Ferrara Estense
期間 5 aprile 2008 〜 6 luglio 2008

イタリアのエミリア・ロマーニャ州にあるフェッラーラ。
町の守護聖人、聖ゲオルギウスの像や絵がいたるところで見られます。
実はこのフェラーラの町、ロシア・エルミタージュ美術館のイタリアにおける支部、別館に選ばれ、この展覧会もそのイベントの一環として開催されています。
(最終的にマントヴァとフェッラーラが残り、結局フェッラーラが選ばれたそうです)
そんな事もあってフェッラーラにはこれから何度か足を運ぶことになりそうな...
それでは美術展の作品をいくつかご紹介。
GAROFALO(本名 Benvenuto Tisi)はルネッサンス後期にフェッラーラで生まれた画家です。今わたしがはまっている、初期のコズメ・トゥーラやフランチェスコ・デル・コッサらのかなりアクの強い作風と比べると随分親しみやすいのではないかと思いますが、それでもやはりフェッラーラ派の独特な雰囲気は残っています。
彼の特徴はなんといってもその鮮やかな色彩。
『Allegoria di Ercole d’Este e di Ferrara』
Vienna, Liechtenstein Museum

濃厚なタッチ、鮮やかな色彩、人物の肉感などミケランジェロやラファエッロ後期の作品を思い起こさせます。ローマ時代にラファエッロの元で仕事をしたといいますから当然でしょうか。
『Santa Lucia』Roma, Pinacoteca Capitolina

こちらは工房作のようですが、彼の絵の特徴を捉えるのにいい作品だと思いました。
彼の絵の赤、緑、黄色。この三色の印象的なこと!
特に赤はフェッラーラ派の絵画を観ると、かなり強烈な印象を残します。
赤はフェッラーラカラーなのかしら??
そしてもう一つ...

彼の絵に描かれた背景もかなり特徴的。遠くの山が青色で表現されているのが、とても印象に残りました。この辺りはヴェネツィア派の影響を受けているのでしょうか。
『Alleogoria del Vecchio e Nuovo Testamento』
San Pietroburgo, Museo Statale Ermitage

エルミタージュ美術館からの出展。
題材として一番興味深かったのはこちらの旧約聖書と新約聖書の寓意画。
左は天国への道が開かれた人々、右は目隠しをされ天国への道を閉ざされた人々。
かなり露骨ですが、当時の宗教観を一目で知ることができる直接的な絵。
そしてこちらもエルミタージュからの作品。ポスターなどにも使われているメイン作品です。
『Nozze di Cana』San Pietroburgo, Museo Statale Ermitage

カナの婚礼を描いたこの作品、登場人物はおそらくエステ家の人々。
エステ家の栄華、そして当時の最新モード、風俗などを伺い知ることのできる、観ていて楽しい作品です。
他にも同時代のDosso Dossiらの絵もあり、中々充実のモストラでした。
また今回初めて城内を見ることができたのも、うれしいこと♪
途中、バルコニーに出てレモンの木に囲まれながら感じた風の心地よさを、
今も覚えています。




