『ヴィクトリア&アルバート浮世絵名品展』
2008.02.08 Friday 22:35
今回は神戸市立博物館で行われている、『ヴィクトリア&アルバート美術館所蔵 浮世絵名品展』(〜2008年2月17日)へいってまいりました。神戸へは頻繁に行っているのですが、こちらの博物館を訪れるのは、確か前回訪れたエジプト展以来なんと8年ぶり!
なんだか懐かしい思いがします。(2階の古めかしい喫茶店を見て、記憶が蘇りました)

今回の展覧会はイギリスのV&A美術館からの里帰りとなる浮世絵の展覧会です。
昨年京都で行われた狩野永徳展を訪れて以来、日本の美を再認識した私ですが、
浮世絵に関してはほとんどといっていいほど、知識がありません。
なので、見たままの印象で自分のお気に入りを見つけることができたらなと思っています。
展覧会はほどよく混雑していて、壁一列に作品が並べられているので、順番にひとつひとつじっくりと観ることができました。
最初に見た礒田湖龍斎の『雪中鳥と鷺』からこれ素敵!っと思い、次を見たらいやいやこれもきれい!!っとどんどん惹き込まれます。
やはりなんといっても衣装の柄や色合わせの美しさに注目させられます。
描かれた衣装はさすが、どれもあでやかで粋!!
余談ですが、実は我が家は時代劇の、それも暴れん坊将軍の大ファン。現在CATVで最初のシリーズから平日の毎日再放送されているのですが、毎日見ては今日の新さん(将軍様)の衣装はどんなのかなぁと楽しみにしています。さすが将軍を演じるだけあって、上品かつ粋なデザインなんです。
浮世絵は大衆向けの娯楽作品であったので、美しい錦絵や当時人気の役者や花魁、遊女などの姿や、美しい風景の中に当時の風俗を描いたもの、そしてユーモアのある作品など気楽に楽しめます。とはいえど、芸術性は非常に高いです。
色鮮やかな錦絵も綺麗なのですが、私は珍しい扇絵で出品されていた藍色一色で表現した風景の美しさに見惚れました。藍色の濃淡で表現した浮世絵、大変素晴らしいものでした。
私が気に入った作品をご紹介すると...
歌川広重の『木曽街道六十九次之内 宮ノ越』

5人の親子の姿のほのぼとした姿と、藍色の濃淡で表現した霧に霞む背景がとても抒情的で素晴らしいのです。
また歌川国貞の『二見浦曙の図』は、私も何度か訪れたことのある三重県の夫婦岩を描いたもの。こちらは力強く、そしてとても華々しくめでたい!っといった印象を受けます。
でも良く見ると...確か今ではすっかり海に漬かっている夫婦岩が、まだ陸地にありますね?これも地球温暖化の影響かしら!?

またユーモアあふれる作品としては、歌川貞秀作『新板早替両面化物』
両面合わせというおもちゃ絵の一種で、切り取って遊ぶというまさに大衆娯楽作品です。

そして今回は美人画が多数出展されていたのですが、私が選んだ美女No.1はこちら
菊川英山作『風流琴碁書画 画 岡本屋内重岡』

机に向かって絵を描く美女の姿、なんとも言えない風情がありますね〜
当時の遊女の間では必須教養の書・碁・画をテーマに、その中の画で選ばれた美女を描いたもの。素晴らしい衣装、そしてとても知的な雰囲気がしますね。
そしてここにイタリアが!!
歌川豊春の『浮絵紅毛フランスカノ伽藍之図』
遠近法を使用して、コロッセオやトラヤヌスの記念柱、凱旋門やアウレリウス帝の騎馬像などを一まとめに描いた想像のローマ。こんな絵もあるんですね〜

そして今回特筆すべきはやはり葛飾北斎の肉筆画7点

私が今更いうことではありませんが、やはりすごい才能です。
これほどシンプルな描写で、事物の本質を表現できるということに驚きを感じます。またこの肉筆画に対して感じたのは”余白の美”ですね。
などなど、ご紹介したい作品はたくさんあるのですがこの辺で終わりにして。。。
でもこの浮世絵の価値に先に気づいたのが、その芸術を生み出した日本ではなく西洋であったのは残念。でも今回日本で大々的な美術展が開かれ、こうして目にすることが出来て本当に良かったです
なんだか懐かしい思いがします。(2階の古めかしい喫茶店を見て、記憶が蘇りました)

今回の展覧会はイギリスのV&A美術館からの里帰りとなる浮世絵の展覧会です。
昨年京都で行われた狩野永徳展を訪れて以来、日本の美を再認識した私ですが、
浮世絵に関してはほとんどといっていいほど、知識がありません。
なので、見たままの印象で自分のお気に入りを見つけることができたらなと思っています。
展覧会はほどよく混雑していて、壁一列に作品が並べられているので、順番にひとつひとつじっくりと観ることができました。
最初に見た礒田湖龍斎の『雪中鳥と鷺』からこれ素敵!っと思い、次を見たらいやいやこれもきれい!!っとどんどん惹き込まれます。
やはりなんといっても衣装の柄や色合わせの美しさに注目させられます。
描かれた衣装はさすが、どれもあでやかで粋!!
余談ですが、実は我が家は時代劇の、それも暴れん坊将軍の大ファン。現在CATVで最初のシリーズから平日の毎日再放送されているのですが、毎日見ては今日の新さん(将軍様)の衣装はどんなのかなぁと楽しみにしています。さすが将軍を演じるだけあって、上品かつ粋なデザインなんです。
浮世絵は大衆向けの娯楽作品であったので、美しい錦絵や当時人気の役者や花魁、遊女などの姿や、美しい風景の中に当時の風俗を描いたもの、そしてユーモアのある作品など気楽に楽しめます。とはいえど、芸術性は非常に高いです。
色鮮やかな錦絵も綺麗なのですが、私は珍しい扇絵で出品されていた藍色一色で表現した風景の美しさに見惚れました。藍色の濃淡で表現した浮世絵、大変素晴らしいものでした。
私が気に入った作品をご紹介すると...
歌川広重の『木曽街道六十九次之内 宮ノ越』

5人の親子の姿のほのぼとした姿と、藍色の濃淡で表現した霧に霞む背景がとても抒情的で素晴らしいのです。
また歌川国貞の『二見浦曙の図』は、私も何度か訪れたことのある三重県の夫婦岩を描いたもの。こちらは力強く、そしてとても華々しくめでたい!っといった印象を受けます。
でも良く見ると...確か今ではすっかり海に漬かっている夫婦岩が、まだ陸地にありますね?これも地球温暖化の影響かしら!?

またユーモアあふれる作品としては、歌川貞秀作『新板早替両面化物』
両面合わせというおもちゃ絵の一種で、切り取って遊ぶというまさに大衆娯楽作品です。

そして今回は美人画が多数出展されていたのですが、私が選んだ美女No.1はこちら
菊川英山作『風流琴碁書画 画 岡本屋内重岡』

机に向かって絵を描く美女の姿、なんとも言えない風情がありますね〜
当時の遊女の間では必須教養の書・碁・画をテーマに、その中の画で選ばれた美女を描いたもの。素晴らしい衣装、そしてとても知的な雰囲気がしますね。
そしてここにイタリアが!!
歌川豊春の『浮絵紅毛フランスカノ伽藍之図』
遠近法を使用して、コロッセオやトラヤヌスの記念柱、凱旋門やアウレリウス帝の騎馬像などを一まとめに描いた想像のローマ。こんな絵もあるんですね〜

そして今回特筆すべきはやはり葛飾北斎の肉筆画7点

私が今更いうことではありませんが、やはりすごい才能です。
これほどシンプルな描写で、事物の本質を表現できるということに驚きを感じます。またこの肉筆画に対して感じたのは”余白の美”ですね。
などなど、ご紹介したい作品はたくさんあるのですがこの辺で終わりにして。。。
でもこの浮世絵の価値に先に気づいたのが、その芸術を生み出した日本ではなく西洋であったのは残念。でも今回日本で大々的な美術展が開かれ、こうして目にすることが出来て本当に良かったです




